2022年9月6日火曜日

前鋸筋serratus anteriorの機能解剖、筋力強化

 筋力強化、機能解剖

前鋸筋は、肩甲骨を少し上方回旋させながら外転させる。投球動作時には大胸筋と一緒に働く。腕立て伏せの、肘を伸ばす最後の5-10°でよく働く。ベンチプレス、オーバーヘッドプレスで鍛えることができる。翼状肩甲は、前鋸筋の機能低下で生じる。


ストレッチ

壁に手のひらから肩がくっつくように立つ。その肩を前に出すように体幹を反対側にひねる。姿勢はなるべくまっすぐ。そのまま保持。


起始 第1−第9肋骨の外側

停止 肩甲骨の内側縁前方

神経 長胸神経(C5、6、7) 


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ベンチプレス


オーバーヘッドプレス

2022年9月5日月曜日

大菱形筋rhomboid major muscle、小菱形筋rhomboid minor muscleの機能解剖、筋力強化

筋力強化、機能解剖

肩jtが外転時に、肩甲骨を内転位に保つ。懸垂で力を発揮する。懸垂で菱形筋によって肩甲骨は下方回旋されつつ脊柱に引っ張られる。


ストレッチ

肩甲骨を下制したまま他動的に肩甲骨を外転させる。または上方回旋させながらストレッチ。


解剖

起始 第7頸椎から第1−5頸椎の棘突起

停止 肩甲骨の内側縁

神経支配 肩甲背神経(C5) 


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懸垂






2022年7月21日木曜日

肩甲挙筋Levator scapulaeの機能解剖、筋力強化

筋力強化、機能解剖

ショルダーシュラッグでは肩甲挙筋と僧帽筋が働く。

小胸筋によって肩甲骨が固定された場合、左右の肩甲挙筋が同時に働けば頸部が伸展する。

左右どちらか働けば、頸部は左右に側屈する


ストレッチ

頭部をストレッチする側とは反対側に45度回旋させ、頸椎を屈曲させる。


解剖

起始 第1から第4頸椎の横突起

停止 肩甲骨上角と肩甲骨内側縁上部

神経支配 肩甲背神経(C3-5)


     by Uwe Gille

ショルダーシュラッグ動画





2020年8月14日金曜日

僧帽筋trapeziusの機能解剖、筋力強化

僧帽筋 trapezius

ファンクショナルアナトミー

 僧帽筋は上部、中部、下部に分けられる。上部は鎖骨の引き上げに主に作用。中部は厚く力が強い。肩甲骨を挙上、内転、上方回旋。下部は肩甲骨を内転、上方回旋。3部分同時収縮で肩甲骨は上方回旋と内転を同時に実施。三角筋を助けるために肩甲骨を安定させる。僧帽筋が肩甲骨を上方回旋することでのみ、手を頭の上まで挙上することができる。また、重いものを持つときに肩甲骨が下へ引っ張られないようにする働きもある。

起始:(上部)後頭骨と項靭帯、(中部)第7頚椎と第1から3胸椎の棘突起、(下部)第4から12胸椎の棘突起

停止:(上部)鎖骨の外側後面1/3、(中部)肩峰内側縁と肩甲棘上縁、(下部)肩甲棘内端

神経支配:副神経、頚椎神経(C3,4)


エクササイズ

 ショルダーシュラッグ


ベントオーバーローイング


ベントオーバーサイドレイズ



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参照文献:

身体運動の機能解剖 Clem W. Thompson (著), R.T. Floyd (著), 中村 千秋 (翻訳), 竹内 真希 (翻訳)

カラー図解 筋肉のしくみ・はたらき事典 左 明  (著), 山口 典孝  (著), 石井 直方 (監修) 

2018年12月28日金曜日

脳卒中前の運動習慣が脳卒中の重症度に影響が与える


脳卒中前の運動習慣が神経保護効果にプラス?

Neurology. 2018 Oct 16;91(16)
Prestroke physical activity could influence acute stroke severity (part of PAPSIGOT).
脳卒中前の運動習慣が脳卒中の重症度に影響が与える

OBJECTIVE:
急性脳卒中の重症度に対する脳卒中前の運動習慣(PA)の影響を調べる。

METHODS:
初発脳卒中患者のデータは、横断的にカルテから検索された。変数は、PA、年齢、性別、喫煙、糖尿病、高血圧およびスタチン治療、脳卒中の重症度、心筋梗塞、入院中の新しい脳卒中、ストロークユニットでの入院治療の期間であった。 PASaltin-Grimby4レベルの身体活動レベル尺度で評価され、脳卒中の重症度は(NIHSS)で評価された。脳卒中の重症度を予測するためにロジスティック回帰分析を用い、PAおよび脳卒中の重症度を比較するために負の二項回帰を使用した。

RESULTS:
この研究には、平均年齢73.1歳の患者925人、女性45.2%が含まれていた。軽度または中等度のPAレベルの患者は、より若い年齢を予測因子として含むモデルにおいて、身体的にに不活性な患者と比較して、軽度の脳卒中(NIHSSスコア05)を示す可能性が高かった(odds ratio = 2.02 for PA and odds ratio = 0.97 for age)。explanatory value6.8%に制限されていた。脳卒中前PAは軽度の脳卒中と関連しており、歩行4時間/週のような軽い運動、中等度のPA 23時間/週のの両方が有益であると考える。身体的な不活動は、脳卒中の重症度の上昇と関連していた。

CONCLUSIONS:
この研究は、運動習慣(PA)および年齢が若いことが、脳卒中になった際に、より重症度の低い脳卒中をもたらしうることを示唆している。少なくとも4時間/週の歩行などの軽いPAと、2-3時間/週の中程度PAの両方が有益であると考える。


参考資料
Saltin-Grimby Physical Activity Level Scale (SGPALS)
PHYSICAL ACTIVITY AND EXERCISE

あなたは余暇の間にどれだけ動いて体を動かしますか?
夏と冬などで活動が大きく異なる場合は、平均。質問は昨年のことです。

1.身体的に活動していない
余暇の間、読書、テレビを見ること、映画を見ること、コンピュータを使うこと、または他の座りがちな活動をすること。

2.いくつかの軽い身体活動
自転車に乗る、仕事に行く、家族と歩く、ガーデニング、釣り、卓球、ボーリングなど、週に少なくとも4時間は身体的に活動的。

3.定期的な身体活動とトレーニング
週に23時間は、ガーデニング、ランニング、水泳、テニス、バドミントン、体操などの活動。

4.競技スポーツのための定期的なハードトレーニング
週に数回ランニング、オリエンテーリング、スキー、水泳、サッカー、ハンドボールなどをして過ごす。

URL
http://n.neurology.org/content/91/16/e1461