2020年8月14日金曜日

僧帽筋trapeziusの機能解剖、筋力強化

僧帽筋 trapezius

ファンクショナルアナトミー

 僧帽筋は上部、中部、下部に分けられる。上部は鎖骨の引き上げに主に作用。中部は厚く力が強い。肩甲骨を挙上、内転、上方回旋。下部は肩甲骨を内転、上方回旋。3部分同時収縮で肩甲骨は上方回旋と内転を同時に実施。三角筋を助けるために肩甲骨を安定させる。僧帽筋が肩甲骨を上方回旋することでのみ、手を頭の上まで挙上することができる。また、重いものを持つときに肩甲骨が下へ引っ張られないようにする働きもある。

起始:(上部)後頭骨と項靭帯、(中部)第7頚椎と第1から3胸椎の棘突起、(下部)第4から12胸椎の棘突起

停止:(上部)鎖骨の外側後面1/3、(中部)肩峰内側縁と肩甲棘上縁、(下部)肩甲棘内端

神経支配:副神経、頚椎神経(C3,4)


エクササイズ

 ショルダーシュラッグ


ベントオーバーローイング


ベントオーバーサイドレイズ



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参照文献:

身体運動の機能解剖 Clem W. Thompson (著), R.T. Floyd (著), 中村 千秋 (翻訳), 竹内 真希 (翻訳)

カラー図解 筋肉のしくみ・はたらき事典 左 明  (著), 山口 典孝  (著), 石井 直方 (監修) 

2018年12月28日金曜日

脳卒中前の運動習慣が脳卒中の重症度に影響が与える


脳卒中前の運動習慣が神経保護効果にプラス?

Neurology. 2018 Oct 16;91(16)
Prestroke physical activity could influence acute stroke severity (part of PAPSIGOT).
脳卒中前の運動習慣が脳卒中の重症度に影響が与える

OBJECTIVE:
急性脳卒中の重症度に対する脳卒中前の運動習慣(PA)の影響を調べる。

METHODS:
初発脳卒中患者のデータは、横断的にカルテから検索された。変数は、PA、年齢、性別、喫煙、糖尿病、高血圧およびスタチン治療、脳卒中の重症度、心筋梗塞、入院中の新しい脳卒中、ストロークユニットでの入院治療の期間であった。 PASaltin-Grimby4レベルの身体活動レベル尺度で評価され、脳卒中の重症度は(NIHSS)で評価された。脳卒中の重症度を予測するためにロジスティック回帰分析を用い、PAおよび脳卒中の重症度を比較するために負の二項回帰を使用した。

RESULTS:
この研究には、平均年齢73.1歳の患者925人、女性45.2%が含まれていた。軽度または中等度のPAレベルの患者は、より若い年齢を予測因子として含むモデルにおいて、身体的にに不活性な患者と比較して、軽度の脳卒中(NIHSSスコア05)を示す可能性が高かった(odds ratio = 2.02 for PA and odds ratio = 0.97 for age)。explanatory value6.8%に制限されていた。脳卒中前PAは軽度の脳卒中と関連しており、歩行4時間/週のような軽い運動、中等度のPA 23時間/週のの両方が有益であると考える。身体的な不活動は、脳卒中の重症度の上昇と関連していた。

CONCLUSIONS:
この研究は、運動習慣(PA)および年齢が若いことが、脳卒中になった際に、より重症度の低い脳卒中をもたらしうることを示唆している。少なくとも4時間/週の歩行などの軽いPAと、2-3時間/週の中程度PAの両方が有益であると考える。


参考資料
Saltin-Grimby Physical Activity Level Scale (SGPALS)
PHYSICAL ACTIVITY AND EXERCISE

あなたは余暇の間にどれだけ動いて体を動かしますか?
夏と冬などで活動が大きく異なる場合は、平均。質問は昨年のことです。

1.身体的に活動していない
余暇の間、読書、テレビを見ること、映画を見ること、コンピュータを使うこと、または他の座りがちな活動をすること。

2.いくつかの軽い身体活動
自転車に乗る、仕事に行く、家族と歩く、ガーデニング、釣り、卓球、ボーリングなど、週に少なくとも4時間は身体的に活動的。

3.定期的な身体活動とトレーニング
週に23時間は、ガーデニング、ランニング、水泳、テニス、バドミントン、体操などの活動。

4.競技スポーツのための定期的なハードトレーニング
週に数回ランニング、オリエンテーリング、スキー、水泳、サッカー、ハンドボールなどをして過ごす。

URL
http://n.neurology.org/content/91/16/e1461

2018年2月15日木曜日

スマホアプリを使用して糖尿病重症化予防を目指す。

2型糖尿病に対する遠隔医療研究の紹介です。
治療の脱落をスマホアプリで予防する試みです。

2型糖尿病の初期はとくに表にでる症状が緩やかであるため、治療の継続を疎かにしてしまう患者さんがいます。

病気進行の予防が期待できるでしょう。

さらに通院を継続的に行うことも患者サイド、医療サイドともにコスト増になることがあるでしょうから、その点についても少し緩和することが期待できそうです。

導入当初の患者教育については今後一層、重要になっていくでしょう。

将来的には、このような予防的な実践をしていない患者であれば、民間の医療保険では何かコストを余分に払わなければならないようになるかもしれません。(公的なものにまで広がっていく?)

ーIoT活用による糖尿病重症化予防法の開発を目指した研究ー
http://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/feature/15/327441/012200294/?ST=health&n_cid=nbptec_tectw

2018年2月14日水曜日

「頭部移植を行った」、、、その後の理学療法など

中国で、イタリア医師が「頭部移植を行った」とのニュースが以前にありました。

その後、手術は成功(?)したが、非常に残念なことに患者さんは他界されたと聞きました(実際にはご遺体の頭部と、他のご遺体の身体の移植手術だったとの報道もあります)。

現在の医療では自分の脊髄であっても一度大きな損傷を負うと完全には戻りません。ましてや離断となるとその髄節以下の神経領域は完全麻痺になる状態は変わりません。

頭部移植手術でもし、その後生存できたとしても運動能力は回復しなかったでしょう(この医師は接続部に使用する新素材が期待できるとしています)。

しかし、再生医療、ブレインマシンインターフェイスなどのディバイスが高度に発展した未来では選択肢になるのでしょうか?

リハビリテーション医療、理学療法士、作業療法士なども活躍の場がありそうです。

そうはいってもやはり、技術的にも、倫理的にも他人の身体を完全に移植するのは難しいでしょう。

自分の完全クローンを作って、、、現在の倫理観からみると怖い話です。

:世界初・人間の「頭部移植手術」成功、その後…!頭部切断後に躰は動くのか? http://tocana.jp/2018/02/post_15929_entry.html @DailyTocanaから

2018年2月13日火曜日

AIやロボット等の新しい技術は人間の能力を拡張する。

招待メールが来て購入したAmazon echoを約2カ月使用しました。

気軽に音楽を聴くことがとても増えました。ニュース、天気予報、タイマー、グーグルスケジュールの確認辺りを使っています。我が家にある家電で現時点でAmazon echoを通しての音声操作に対応しているのはルンバだけです。

音声で家電等を動かすという技術は簡単で、間違いなく多くの商品に搭載されていきそうです。たくさんのコントローラーを管理しなくてもよくなるでしょう。

料理等で手が塞がっている時などは特に大活躍します。恐らく車の運転中なんかにもAlexaなどの音声操作の新しい技術は親和性が高いでしょう。

音声操作を通して、新しいテクノロジーは人間能力を拡張するということの1ケースを感じています。

AIやロボットは、健康な人だけでなく、とくに身体に障害を持った人にとって今以上に飛躍的に役に立つ時代が来そうです。


I got an invitation email from Amazon, and I used Amazon echo I bought for about 2 months.

I feel like listening to music very much. I am using the functions around checking news, weather forecast, timer, Google schedule. At home appliances in our home, at the moment only Roomba is compatible with voice operations via Amazon echo.

I think that the technology of moving household appliances etc. Voice operations is easy and it is likely to be installed in many products. We will not have to manage a lot of controllers.

Amazon echo is particularly useful when cooking etc. When my hands are blocked. Even while driving a car, new technologies such as Alexa will be useful to us.

Through this voice manipulation, I feel that one case of extending new technology to human capabilities.

AI and robots are likely to be useful not only for healthy people, but also for people with physical disabilities in particular, more than ever.