2018年2月8日木曜日

上腹部手術前に呼吸理学療法を実施することは肺合併症の発生を半減させる

多施設共同プラセボ対照無作為化試験にて検証し、エビデンスレベルの高い研究。

日本でも、この論文を紹介することで、術前の呼吸理学療法教育の必要性を理学療法士自身にも、他医療スタッフにも理解できそうです。

しっかりとした呼吸理学療法の方法を行うことのできるようにし、上腹部手術患者の術前に広く行う体制が確立できるように期待します。

このことで患者の円滑な回復、死亡率の低下、医療費の抑制が期待できます。

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術前の呼吸理学療法教育で肺合併症が半減/BMJ
http://www.carenet.com/news/journal/carenet/45466

交通量の多い道路でのウォーキングは呼吸機能に悪影響を与える

COPD患者と虚血性心疾患を持つ方は大気汚染レベルが高い道路を2時間ウォーキングすると呼吸機能に悪影響を与えるとのLancet誌の論文。

理学療法士が、患者等に自主トレーニングを指導する際は、多くウォーキングを含むと思います。

ウォーキングの時間。速度。歩容などの指導はすることはあっても、大気汚染レベルまで配慮することはできていないこともあるかと思います。

とくに呼吸器疾患、虚血性心疾患を有する患者には、どのルートをどのようにウォーキングするか、交通量を含む空気の清浄さなども検討することが必要ですね。

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Lancet誌から車の多い道でのウォーキングは避けるべきCOPD患者は悪影響が特に大きい

http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/hotnews/lancet/201712/554182.html

2018年2月7日水曜日

ワクチン接種の選択

気になったニュース

ワクチン接種を危険視する方々が、メディアに、ネットにと溢れていると感じます。

ワクチン接種の副作用はたしかにあります。
然し、疫学的に個人に対しても間違いなくメリットがあるでしょう。

記事のような集団免疫が失われ、乳幼児や高齢者にもデメリットが現れ始めている可能性が有ります。

そういえば、私が小学生のころはインフルエンザの予防接種も学校で集団で行われていました。

いつの間にか、ワクチン接種の副作用がその根拠も曖昧なまま声高に叫ばれて、インフルエンザワクチンの集団接種も無くなってしまったのでしょう。

たしかに、選択の自由も大切なのですが、自己選択権のない子供にも影響があることですから、冷静な議論が必要だと思います。

ワクチン接種選択の自由めぐる攻防 集団免疫失われる危険も 米
http://www.afpbb.com/articles/-/3160910

2018年2月6日火曜日

リハビリテーションロボットの話題~HALについてFDAより医療機器としての市販承認

少し前のニュースですが、サイバーダインの「HAL医療用下肢タイプ」が医療機器として米国で認可されたとのこと。

HALは外骨格型リハビリテーションロボットとしてもっとも有名だと思います。

まだまだリハビリテーションロボットは発展途上。商売としてもこれからみたいですが、ようやくサイバーダインは黒字化できそうとのこと。株価は好調なようですが、将来性の見込みだけでこれまでは来ていたのですね。

更にデバイスとしての使いやすさの向上。価格も使いやすさが出ることを期待しています。

いま、トヨタやホンダ、安川電機、パナソニックなどの大企業から中小企業まで様々な企業によるリハビリテーションロボットの開発の話題を聞きます。

患者さんの利益になり、医療現場でも使いやすくなり、さらに開発業者としても利益が出て長く続く事業になることを期待します。

好調な企業業績から内部留保を吐き出すためにとりあえず新規事業を立ち上げてみたけど、儲からないからやめようと将来的にならないようにお願いしたいです(使用する理学療法士なども新しい良いものは積極的に使う行動も必要になるでしょう)。

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米国食品医薬品局(FDA)より「HAL医療用下肢タイプ」について医療機器としての市販承認を取得したと発表している。
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201712190213

2018年2月5日月曜日

五木 寛之さんによるヘルスリテラシーのお話

ヘルスリテラシーという言葉があります。

それは、TVやネットの中にある溢れる医療、健康情報を如何に収集し、またその情報の正確性の判断をし(科学的根拠に基づいているか)、それを利用するという、技術と知識のことと理解しています。

一般の方だけでなく、医療人の一部でも根拠のない理論でそれらしく説明された情報、偉いとされる人の言葉に流されるということはしばしばあります。

医療に携わる人のエビデンスベースドメディスンの成書を読むなどして知識を得て、それらの知識を利用して論文を読み、批評し、臨床や研究に利用していことで少しずつ身についていくことなのでしょう。

医療人ではないのですが、下記のリンクの五木 寛之さんのヘルスリテラシーについて書いた記事が興味深いものでした。
http://blogos.com/article/274098/